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同じオー・メドックだからか、どことなくドモワゼル・ド・ソシアンド・マレと同じような空気感を感じます。しっかりとしたタンニンと果実が相まっており、魅力的な雰囲気を醸し出しています。なぜか飲む瞬間毎に異なった表情を見せるような気がしますが、その性質のおかげで絶対的な欠点を露に見せる事はなく、そつのない仕上がりを目指して常に推移しているように感じます。例え傑出していなくても、魅力ある表情を見せる事は可能だということを自身で証明しているようでもあり、少なくとも飲む者に悪い印象だけは与えないような姿勢であるとも言えます。
シャトー・フォンレオーと同じく、このワインのVT95がワイナートの「ボルドー左岸バリュー・ワイン」で第3位に選ばれており、このVT97は同じくワイナートの「バリュー・ボルドー・テイスティング」で第2位に選ばれています。
(2001/12)