ロバート・モンダヴィが造るコースタルのプライヴェート・セレクションです。通常のコースタルとは違い一般的には売られていないらしいのですが、詳しい事はよくわかってなかったりします(プライヴェート・セレクション自体は、「ワイン生産農家が家族や親しい人たちと飲むためにとっておく、ちょっといいワイン」という意味を持つ、モンダヴィの新シリーズのようです)。
気になる味の方ですが、メルローらしい優しい口当たりで、一般的なヴァラエタルワインと同じように連想しやすい味となっています。が、しかし。手元に来るまでの保管が悪かったのか、酸化してしまったような質の低い酸味が強烈に溢れ出てきます(というかブショネ?)。時間を与える事によって多少は改善されていきますが、抜栓直後はそれが顕著にあらわれるので、最初の印象がとても悪くなってしまいがちです。陰に隠れてはいますが、それでも安定した果実味が好印象なので、この酸味が本来のスタイルではないことを期待します。
※今回試飲したのは現地流通ボトルとなっています
(2001/12)