- Good Quality -
全体としてみるとミディアムボディに近いスタイルですが、抜栓直後は程よい力強さが伴い、様々な要素の絡み合いが見事で文句の付けようが有りませんでした。しかし、ある程度時間がたって開いてくると、強靱で痺れる程のタンニンがその他の要素を包み込んでしまい、飲手に余裕を持たせないスタイルへと変貌していきます。
葡萄の力が有り余っているのか、現状ではまだまだタンニンが強いので、もう数年置いてみる方が良いかもしれません。今回はデキャンタで24時間以上経過させて様子を見てみたのですが、強靱なスタイルはほとんど変わる事がなかったので、もし今飲むならバランスに優れる抜栓後、もしくはデキャンタから少量ずつグラスに移して飲む事をお薦めします。
ちなみに、このワインは2001年度版ガンベロ・ロッソで最高評価のトレ・ビッキエーリを獲得しています。
(2001/09)