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爆発し、痺れるようなタンニンは相変わらずですが、それに加えて高貴なアルコールと果実味が相まって、1997年とは少し異なる印象を受けます。全体的に見ると多少単調でビリビリと暴れますが、時間とともに様々な変化を見せるので、それなりに楽しめると思います。翌日になると爆発するようなタンニンがすっかりなくなり、まるくなった果実味とほのかなアルコール感が取り残されたような印象です。しかし、これはこれで別のワインのようでもあり、多少物足りないながらもこちらの方が一般受けしそうな内容でした。
好みは多少別れるかもしれませんが、よく言う「キャンティ」とは明らかに異なる造りになっているので、まだ飲んだ事がない場合は試す価値有りといったところです。
(2001/09)