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五大シャトーの筆頭「シャトー・ラフィット・ロートシルト」が造る、セカンドラベルの「カリュアド・ド・ラフィット」です。
凄く濃い紫色が特徴的で、まずはツンとしたアルコール香、そしてスワリングしているとインクと花の香りが漂ってきます。
徐々に増す甘味と舌触りが好感触ですが、味そのものにはそれほど突出した部分は感じません。しかし繊細で秀逸なバランスと、パワフルではないが奥に潜まった芯の強いボディとタンニンにかなり惹かれます。
多少直線的で広がりに欠ける面もありますが、ラフィットの血筋を感じさせる格調の高さが、ワインの資質を大きく底上げしているようで、その完成度と世界観の一端を感じる事ができると思います。
コストパフォーマンスも非常に優れているので、ぜひお薦めしたい1本です。
(2001/02)