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クリュ・ブルジョワのシャトー・ソシアンド・マレですが、実際の実力は第3級以上と言われています。
さすがに評価が高いだけあって、その造りには目を見張るものがあります。特にその華やかで燻したような香りが凄く良い感じ。全体的な方向はセカンドラベルのドモワゼルと同系統ですが、こちらのほうがよりしっかりとした表情に加え、微妙な酸味とバランスの良さを感じます。こちらはセカンドと違ってまだまだ若々しい面が強く、あと1、2年は様子を見たいところです。しかし現状でも十分美味しく飲めるうえ、そのスルメ度はセカンド以上のものがあります。このワイン単体の良さだけでなく、出来の良いヴィンテージの世界まで想像させてくれるポテンシャルの高さがあるので、幅広く他のヴィンテージも飲んでみたい気分になりました。
(2000/12)