- Recommended -
ソムリエ世界大会で田崎真也氏が優勝を決めた時のワイン「カスティーリョ・イガイ」の「アーリー・リリース」です。
1989年ですが、まだまだこれからを感じさせる中身になっています。このあたりはやはりアーリー・リリースといったところでしょうか。しかし特徴的なのは味そのものよりも香りにあると思います。ザクロを感じさせるような果実の香りとほどよい樽香とのバランスがよくまとまっていて、口に含んだ時にも香りのエネルギーが実際の風味にうまく絡まっていくのを感じます。これにより香りの重要さを一段と感じることでしょう。個人的には「5回香りを嗅いで1回口に含む」、ぐらいが一番楽しめるように感じました。
今度は10〜20年(時には30年以上)の樽熟成後に出荷される「ヒストリック・ビンテージ」を飲んでみたいところです。
(2000)