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- Good Quality -

2011 Core
Azienda Agricola Montevetrano di Silvia Imparato生産者ワインリスト

Core

カンパニアだけでなくイタリアをも代表する地位にまで上り詰めた「モンテヴェトラーノ」が手掛ける第2のワインがこの「コーレ」。「ハート」を意味するこのワインは、シルヴィア・インパラートの娘がデザインしたラベルで装われ、モンテヴェトラーノとは異なり土着品種のアリアニコ100%で造られます。

この2011年がファースト・ヴィンテージとなりますが、葡萄は特別試験栽培されたサン・チプリアーノのアリアニコと、リッカルド・コタレッラを通じてベネベント・クラッシコ地区の栽培者から入手したアリアニコのブレンドで造られます。28日間の果皮浸漬後、ステンレスタンクによる発酵を経て、ヌヴェール、アリエ、トロンセ産の225リットルの新樽で10ヶ月間熟成されます(瓶熟期間は6ヶ月)。

モンテヴェトラーノと同質のエレガントな世界観を持っているのが印象的で、カベルネベースでありながらもなぜかアリアニコらしさが色濃く出るモンテヴェトラーノと同様に、アリアニコでありながらもカベルネやメルローのような国際品種系の佇まいを兼ね備えている傾向にあります(表情の反転感)。土地としての特徴やシルヴィア・インパラート(とリカルド・コタレッラ)のビジョンがよりよく反映されたスタイルとも言えるので、この美を兼ね備えた指向性は一定の価値と評価を得ると思います。

まだ若いので、輪郭がハッキリとしていてアルコールもやや高い傾向にありますが(14.1%)、熟した果実の甘味が親近感ある表情を形作っているので、今からでも十分楽しめるスタイルに仕上がっています。タンニンがドライな傾向にあるので、時間の経過とともに質実系にシフトしやや距離感を感じるようになりますが、あくまでもモンテヴェトラーノらしい良質な造りがベースにあるので体感が崩れる事はありません。

純粋なポテンシャルとしては、直前に試飲した同じアリアニコで造られるアントニオ・カッジャーノのタウラージに分がありますが、コーレはなにより落ち着いた佇まいからくる美点が全体的なパッケージングを押し上げているので、「モンテヴェトラーノの血脈を手頃な価格で楽しめる」と考えると、総合的にはお買い得間あるアイテムだと言えそうです(初物としての目新しさも加味するとより一層)。
(2014/03)

参考市場価格3,202円~3,600円(平均約3,339円)
点数評価--

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