キャンティ&キャンティ・クラッシコ
偉大なる王のワイン「バローロ」
ニュージーランドを牽引する日本人生産者
進化と発展を続ける「日本ワイン」
進化と発展を続ける「日本ワイン」
特別特集「シャブリ」
紡がれるブルゴーニュの伝説「ルロワ」
大地の恵みと多様なテロワール「エトナ」
新たな潮流「スパークリング日本酒」
ジュヴレ・シャンベルタン
白ワインの聖地「フリウリ」
特別特集「ニュイ・サン・ジョルジュ」
楽天市場「バローロ」
楽天市場「バルバレスコ」
楽天市場「パウエル&サン」
------

- Good Quality -

2006 Pommard Cuvée Suzanne Chaudron
Hospices de Beaune (La Gibryotte)生産者ワインリスト

Pommard Cuvée Suzanne Chaudron

キュヴェ・スザンヌ・ショードロンは、1979年にシロ・ショードロン夫妻から寄進された畑から造られます。寄進当時から畑は完璧な状態で、古木も多く質の良い葡萄が収穫されていました。このキュヴェの村名ポマールは、Les Petits Noizons、La Chanière、Les Noizons、Les Petits Épenots、La Croix Planet、En Poisot、Rue au Portという7つの畑(合計1.88ha)のブレンドで造られます(異なる畑から造られる同じキュヴェのプルミエ・クリュもあり)。

このキュヴェをオスピス・ド・ボーヌのオークションで落札したのは、クロード・デュガの子供達が運営するネゴシアンの「ラ・ジブリオット」。樽単位で取引されるのがこのオークションの特徴であり、樽の状態で引き渡された後、ジブリオットの手で熟成を経てからボトリングし、出荷されます。

かなりしっかりとしたスタイルのポマールで、色調はかなり濃く、ピノ・ノワールらしからぬ力強さを兼ね備えています。樽の要素が色濃く、細かく砕けていはいるものの無骨なタンニンがまだ体躯に溶け込みきっていないので、もう少し時間を経た方がよりよい表情を生み出してくれそうな印象があります。そういう意味では、ポテンシャル要素の強いポマールと言えそうです。

現状では抜栓日よりも翌日の方が、よりよい表情、そしてその本質的な世界観を披露してくれるので、可能な限り抜栓後にしっかりと時間を与えた方が無難です。とはいえ、表情が硬いわけではなく、どこかが突出するようなこともないので、無理なく飲み進める事は可能です。酸も含めてやや低重心寄りで、無理なく道の中央を歩むような指向性なので、明確な訴求力を持つわけではありませんが、安心して飲める良質かつ長寿命のポマールであることは確かなので、オスピスの性とも言える「価格が高い」という問題さえクリア出来れば、十分な満足感が得られると思います。
(2014/02)

参考市場価格9,345円~9,975円(平均約9,742円)
点数評価--

ホーム > フランス > ブルゴーニュ > コート・ド・ボーヌ > ポマール > ポマール キュヴェ・スザンヌ・ショードロン
Home > France > Bourgogne > Côte de Beaune > Pommard > Pommard Cuvée Suzanne Chaudron

Global Partners