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特別特集「フリードリッヒ・ベッカー」

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2011 プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア エス
ジャンフランコ・フィノ

2011 Primitivo di Manduria Es
Gianfranco Fino

Primitivo di Manduria Es

2004年からワイン造りを始めた歴史の浅い造り手ではありますが、既に非常に高い評価を受けており、2010年度のガンベロ・ロッソで最優秀栽培家の称号となる「イル・ヴィティコルトーレ・デッランノ」を獲得するなど、優れた栽培家としての名声を勝ち得ています。また、この2011年に関しては、イタリアにおける主要ワインガイド6誌すべてにおいて「最高評価を獲得した唯一のワイン」となり、更なる注目を集めるとともに大きな話題となりました。

まさにプリミティーヴォ(平均樹齢約50年)の持つ葡萄力を最大限に堪能出来る非常に素晴らしい仕上がりになっており、その凝縮度、洗練度、純粋度、世界観などが存分に享受できる、圧倒的なエネルギーを内包しています。深遠で非常に濃い色調は一切の外光を遮断し、泥質を思わせるような粘性の高い液体と相まって、見るからに凝縮した要素を色濃く感じます。ただし、実際には決して重くはなく、むしろ流麗さすら感じさせる程の滑らかさがあり、土着品種のパワーが高い次元で洗練されたものへと昇華されているのに驚きを覚えます。

熟しきったプラム系の果実味は非常に甘く、独自の指向性を突き抜ける形で具現化していますが(異常なまでの存在感)、これだけ甘いのにも関わらず他の要素を邪魔せず、むしろ全体像はキッチリバランスし、一般的な食事と合わせても邪魔する事がないという不思議な性質を兼ね備えています。さらには、16.5%という聞いたこともない程の高アルコールでありながら、実際に受ける感覚としては不思議なほどにアルコールの高さは感じさせず、ナチュラルな滑らかさと飲みやすさをいとも容易く実現している事にも更なる驚きがあります。これらの性質は、表層の資質に左右されない程のコアエネルギーを内包しているということがひとつの解なのかもしれませんが、まさにニーチェやフロイトが用いた「エス」という概念の具現化という認識も、もしかするとそう大げさではないのかもしれません。

言い方はよくありませんが、極論すると「変態系ワイン」に属するので、普通に考えると一般向けするワインではないとも言えます(とはいえ、いたって普通に美味しく楽しめます)。ただし、その圧倒的エネルギーと完成された独自の世界観は、必ず体感しなければいけないという程のレベルに到達しているので、飲み手の嗜好はさておき、是非とも積極的に機会を見つけて一度は試してみてもらいたいところです。
(2014/02)

参考市場価格:6,562円~7,980円(平均約7,196円)
点数評価:97(LM)、96(V)、90(WS)

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