キャンティ&キャンティ・クラッシコ
偉大なる王のワイン「バローロ」
ニュージーランドを牽引する日本人生産者
進化と発展を続ける「日本ワイン」
進化と発展を続ける「日本ワイン」
特別特集「シャブリ」
紡がれるブルゴーニュの伝説「ルロワ」
大地の恵みと多様なテロワール「エトナ」
新たな潮流「スパークリング日本酒」
ジュヴレ・シャンベルタン
白ワインの聖地「フリウリ」
特別特集「ニュイ・サン・ジョルジュ」
楽天市場「バローロ」
楽天市場「バルバレスコ」
楽天市場「パウエル&サン」
------

- Recommended -

2011 Folium Marlborough Sauvignon Blanc
Folium Vineyard

Folium Marlborough Sauvignon Blanc

1978年生まれという若手日本人醸造家「岡田岳樹」が2010年に設立したワイナリーがこの「フォリウム・ヴィンヤード」。ワイナリー自体は正規輸入元の中島董商店(現nakato)に売却済ですが、継続して一定の株式を保有し、実際のワイン造りに関しても岡田氏が取り仕切りつつ運営が行われているようです。

2011年のフォリウムのソーヴィニヨン・ブランは非常に出来がよく、岡田氏自ら「少しやり過ぎた(こだわりの面において)」というだけあって、非常に豊かでポテンシャルを感じる仕上がりとなっています。一般的なソーヴィニヨン・ブランらしい爽快感あるグリーン系の風味はほとんど感じられず、あくまでもコアにひっそりと潜む程度であり、その周囲を桃系の果実味をベースとした厚みのある体躯が覆い尽くしています。

実直な造りの良さと、ソーヴィニヨン・ブランに対する更なる可能性を感じさせてくれる良質な仕上がりになっているのが非常に好印象です。しかし、ドライでありながらも角がまるく豊満で濃密な果実味が主体となっていることもあるので、日本における日常の食事にはやや合わせ辛い側面があるのも確かです。逆に2012年のソーヴィニヨン・ブランについては、ある意味において「ソーヴィニヨン・ブランらしいスタイル」となっていて、相対的に爽快さやキレ、グリーン系のハーブ風味をしっかり感じる内容でもあったので、食事とともに嗜むのであれば2012年の方がよりマリアージュしやすいのかもしれません。とはいえ、総じてポテンシャルを感じる仕上がりなのに違いはなく、テイスティング的な側面ではより高い評価を得る内容だとも言えるので、コストパフォーマンス的にもこのスタンダードなソーヴィニヨン・ブランをお薦めしたいところです。
(2014/02)

参考市場価格2,835円
点数評価--

ホーム > ニュージーランド > フォリウム ソーヴィニヨン・ブラン
Home > New Zealand > Folium Marlborough Sauvignon Blanc

Global Partners