進化と発展を続ける「日本ワイン」
キャンティ&キャンティ・クラッシコ
偉大なる王のワイン「バローロ」
ニュージーランドを牽引する日本人生産者
進化と発展を続ける「日本ワイン」
特別特集「シャブリ」
紡がれるブルゴーニュの伝説「ルロワ」
大地の恵みと多様なテロワール「エトナ」
新たな潮流「スパークリング日本酒」
ジュヴレ・シャンベルタン
白ワインの聖地「フリウリ」
特別特集「ニュイ・サン・ジョルジュ」
楽天市場「バローロ」
楽天市場「バルバレスコ」
楽天市場「パウエル&サン」
------

- Good Quality -

N.V. Linard-Gontier Brut
Linard-Gontier

Linard-Gontier Brut

1924年創業のシャンパーニュ・メゾン「アベル・ルピートル」が手掛ける、特定の顧客向けブランドがこの「リナール・ゴンティエ」です。コート・ド・セザンヌ、 マイィ、リリィ、トロワシーの葡萄が使用され、ブレンド比率はシャルドネ70%、ピノ・ノワール30%となっています。

シャンパーニュとしてはかなりお手軽な価格帯なのに驚きますが、この価格帯であれば日常飲みとしての範疇に入ってくることや、他国の強豪アイテム(カバなど)とのコストパフォーマンス比較など、興味深い点が多々挙げられそうです。

全体としては非常によく纏まっており、どこかが突出するようなことなく、程よいパッケージング力を披露してくれます。シャンパーニュらしい安定した体躯や重量感、仄かなリンゴの風味、ブリュットながらも若干感じる甘味が口当たりの良さを生み出している点など、日常で楽しむには十分な内容となっていますが、それでもハッキリとした表情を持っているわけではなく、泡も多少粗めで、各要素の持つ力や充足感がやや控えめということもあり、良くも悪くも「この価格帯でやれることをしっかりやったシャンパーニュ(まさに中庸美)」といった印象を受けます。

結果として、上の価格帯のシャンパーニュを頭に描くと物足りなさはあるものの、その反面、同レンジもしくは下のレンジに位置するカバヴァン・ムスーを比較対象とすると、そこはさすがと思わせる一面も持ち合わせているので、このあたりは飲み手のビジョンによって多少評価が別れそうな気もします。とはいえ、「手頃な価格帯で嗜めるシャンパーニュ」というのは存在自体が有り難いとも言えるので、実際の用途を考えるとその有用性は非常に高いと思います。
(2012/01)

参考市場価格1,980円〜2,280円
点数評価--

ホーム > フランス > シャンパーニュ > リナール・ゴンティエ ブリュット
Home > France > Champagne > Linard-Gontier Brut

Global Partners