進化と発展を続ける「日本ワイン」
キャンティ&キャンティ・クラッシコ
偉大なる王のワイン「バローロ」
ニュージーランドを牽引する日本人生産者
進化と発展を続ける「日本ワイン」
特別特集「シャブリ」
紡がれるブルゴーニュの伝説「ルロワ」
大地の恵みと多様なテロワール「エトナ」
新たな潮流「スパークリング日本酒」
ジュヴレ・シャンベルタン
白ワインの聖地「フリウリ」
特別特集「ニュイ・サン・ジョルジュ」
楽天市場「バローロ」
楽天市場「バルバレスコ」
楽天市場「パウエル&サン」
------

- Very Good Quality -

2002 Cotes du Roussillon Villages La Petite Sibérie
Hervé Bizuel (Clos des Fées)生産者ワインリスト

Cotes du Roussillon Villages La Petite Sibérie

クロ・デ・フェ」は、ソムリエチャンピオンの「エルヴェ・ビゼル」が1998年に始めたドメーヌです。この「プティット・シベリ」はクロ・デ・フェの頂点に立つ究極の1本で、古木のグルナッシュ・ノワールのみを使用して年間2000本程度が造られます(2001年がファースト・ヴィンテージ)。

ヴィンテージは異なりますが、直前に試飲したル・クロ・デ・フェと同様の概要となっており、熟度の高い果実の甘味と痺れるほどの辛味を伴うタンニンの二極性を高度の融合させたスタイルとなっています。異なる点といえば、プティット・シベリにはコアにボリューム感と定位感があり、そこを基軸として求心力ある体躯を構築していることがあげられます。抜栓直後から飲みやすい(相対的に)のも印象的で、果実の豊かさと懐の深さによってより近づきやすい表情となっています。

長寿命系のポテンシャルを重視したスタイルではありますが、それでも飲み頃には入ってきている印象なので、現時点でも抜栓して後悔するようなことはないと思います。口中が痺れるような辛味は健在で(大根の辛味を彷彿とさせる)、微細ながらも超絶的なタンニンが全体に行き渡っていますが、2日〜3日経過させると痺れるようなタンニンはすっかり熟れ、円熟味を増した艶やかな完熟果実と一糸乱れぬ品位ある佇まいが存分に披露されるので、そこから得られる満足感は既に十二分なものがあります。ただし、ル・クロ・デ・フェとの圧倒的価格差を考えると、内容としてはそこまで絶大な差があるわけではないので、相対的なコストパフォーマンスに関してはかなり分が悪いと言えるかもしれません(金銭的要素は度外視して、とにかくクオリティのみを追求する人向け)。
(2011/11)

参考市場価格24,500円〜31,185円(平均約26,364円)
点数評価--

ホーム > フランス > ラングドック - ルーション > ラ・プティット・シベリ
Home > France > Languedoc - Roussillon > Cotes du Roussillon Villages La Petite Sibérie

Global Partners