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- Good Quality -

2001 Ribolla Anfora
Azienda Agricola Francesco Joško Gravner生産者ワインリスト

Ribolla Anfora

偉大な白ワインを造ることで有名な「フランチェスコ・ヨスコ・グラヴネル」の「リボッラ」です。フリウリの土着品種であるリボッラ・ジャッラで造られるワインなので、ある意味ブレッグとは対照的な存在かもしれません。

1997年から導入した「上部開放型木桶による醸し発酵」という醸造手法は2000年で最後となり、この2001年からは「グルジアの土で造るアンフォラ(素焼きの壷)」を積極的に使用するという、以前以上に大胆な一歩を踏み出しています。

2000年のリボッラも既に綺麗なスタイルが垣間みられていましたが、アンフォラの効果もあってか、2001年は同スタイルが大幅に歩を進めています。ピュア、クリーン、流麗、たおやか、まさにこういった言葉がピッタリハマる世界観で、このスタイルであればさすがに大振りなグラスがマッチします。理想を言えば、モンラッシェ用の「416/97」を用意したいところですが、なければブルゴーニュ用の「416/7」でも代用可能です。ブルゴーニュ用のグラスだと、中央がやや落ちるかわりに全体の広がりが増す傾向にあり、一般的なシャルドネグラスだと、味の塊感が増すかわりに余韻が素っ気なくなる傾向にあります。表情は違えど、どのグラスを選択しても「アンフォラを使用した新たなグラヴネル」の真実が垣間みれることは確かなので、必要以上に神経質になることはないかもしれません。

残念ながら、以前のような「他人を寄せ付けない突き抜けた個性」という側面は影を潜めてしまいましたが、そのかわり、より多くの人が普通に食事とともに楽しめるような、いたって優しく落ち着いた世界へと変化しているので(それでもリボッラが苦手な人には向かない)、これはこれで「新たな一歩」としてポジティブに受け止めたいところです。失ったものがあれば、新たに得たものもある。まさに歩みを止めることのない今のグラヴネルを享受できるというのが最大のポイントになりますが、現実的な世界に降りてきたということもあり、以前以上に「価格」が気になるようになったというのもまた事実です。同価格帯の他のワインとはひと味違うというところを発揮しない限り、逆に食指が動きにくくなると感じるのは気のせいでしょうか?

ちなみに、このワインは2006年度のガンベロ・ロッソで最高評価のトレ・ビッキエーリを獲得しています。
(2009/01)

参考市場価格7,329円~8,120円
点数評価93(IWC)

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