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2002 Pommard Vieilles Vignes
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Pommard Vieilles Vignes

パカレのラインアップの中で、最もコストパフォーマンスが高いアイテムと言えるのが、この村名ポマール(2002年は古木のヴィエイユ・ヴィーニュ)かもしれません。

同じヴィンテージのジュヴレ・シャンベルタンよりもゴリッとした厚みがあり、その重厚な要素を生かす形で「より美味しく」仕上がっています(といっても基本は流麗スタイル)。ただし、特有の漬物汁風味が思いのほか強く(特に抜栓日)、加えて雨ざらしで枯れた木材のような風味も加わってくるので、本質的な構成要素よりも前面に打ち出されることになり、結果としてネガティブな方向に舵が向かいがちです(このあたりはボトル差の可能性も?)。

翌日以降に持ち越すことでかなり融和な表情になり、どことなく仏壇仏具系(?)の雰囲気が漂ってきます。表層にネガティブな風味が漂いますが、一度余分な要素の内に潜り込めれば、そこにはしっかり味の詰まった分かりやすい美味しさ(ジュヴレ・シャンベルタンよりも万人向け)が待っているので、決して焦らず「3日以上、しっかり時間をかけて向き合う」といったぐらいのゆとりを持つことをお勧めします。いたって質実な造りに加え、各要素に真の力があるので、抜栓後数日放置した程度では決して揺らぐことはありません。

表層的な美味しさの妙がジュヴレ・シャンベルタンよりも印象的で、より長命になりそうな気配も感じられるので、純粋な点数評価としては僅かにポマールの方が上回ると思います。しかし、その指向性故に「パカレらしい旨味」がさらなる内に潜り込み、その奥ゆかしさからなかなか表に出てきてくれないので、心に染み入るような絶対的世界観はやや控えめになっています。このあたりの「スタイル」は飲み手の嗜好によって判断が分かれるポイントだとも言えるので、そういう意味では「どちらのアペラシオンが好みか」という観点でシンプルに選択しても良いと思います。

価格的に手頃とは言えず、多少なりとも飲み手を選ぶ傾向にありますが、もしパカレのワイン中で「1本だけを選ぶ」ということであれば、かなり有力なアイテムになるのは間違いありません。
(2007/12)

参考市場価格:6,279円~10,185円(平均約8,213円)
点数評価:90/92(RWG)、87(W)

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