- Good Quality -
ヴィーニャ・エラスリスのラインアップの中では「Specialities」という特別なカテゴリに位置する「ワイルド・ファーメント(天然酵母で発酵)」です。2001年のシャルドネは、フレンチオークの新樽30%で、9ヶ月間熟成(シュール・リー)されます。
現時点での最新ヴィンテージは2005年なので、今回飲んだ2001年はバックヴィンテージになりますが、同時に飲んだ他のSpecialitiesワインと比較すると、案の定フレッシュさや溌剌とした若さはすっかり影を潜めていました。
抜栓日はフラットでやや鋭さが先行し、あまりポジティブな指向性ではありませんでした。しかし、翌日に持ち越すと柔らかい甘みが滲み出し、細身ながらもナッツ風味や酸との一体感が心地よく、素直に楽しめるスタイルへと変化していました。
(2006/08)