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1997 Barolo Bricco Rocche Prapo
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Barolo Bricco Rocche Prapo

プラポーの畑はセッラルンガ・ダルバの中央やや北に位置し(プラ・ディ・ポーとも呼ばれる)、チェレットの畑は海抜310〜371mの南向き、広さは2.4haとなっています。

クリュがセッラルンガ・ダルバに位置しているということで、基本的なスタイルとしては力強いタイプのバローロになります。ブルナーテよりも明快なスタイルなので万人に理解されやすくなっていますが、その反面、やや単調で秘めたる魅力や訴求力でやや劣る傾向にあります。特に1997年というヴィンテージの影響が色濃く反映されていることもあり、ブルナーテよりも果実の甘味が印象的でネッビオーロらしい酸がやや不足している感があります。ただ、タンニンはしっかりしていて構造力に不足もないので、美味しく飲めることには間違いないと思います。

ブルナーテ以上に熟成が進んでおり、全体的な纏まりをよりよく感じます。翌日に持ち越した方がよりポテンシャルを引き出せるのは間違いありませんが、抜栓日でも安定感ある魅力が十分発揮されていたので、このあたりは1997年というヴィンテージがもたらした果実の熟度のおかげかもしれません。

以前飲んだ1995年ヴィンテージとは印象がやや異なるので、プラポーに関してもヴィンテージの影響がテロワールを上回っているのだと思います。本来のバローロらしい魅力を楽しむという方向性ではなく、あくまでも現代的嗜好に沿ったモダンなスタイルを楽しむという方向性ではありますが、シンプルな魅力は逆に間口を広げるというメリットもあるので、神経質にこのスタイルを否定する必要はないのかもしれません。個人的にはブルナーテの方が好みでしたが、嗜好の違いで吸収できる範囲の差だといえるので、基本的にはどちらのクリュを選択しても大きな失敗はないと思います。
(2005/01)

参考市場価格5,800円~9,000円
点数評価92-95(WA)、93(V)

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