- Recommended -
ソアーヴェというと一般的にはガブ飲みワインとして認識されていますが、2001年10月にソアーヴェ・クラッシコ・スペリオーレがDOCGに昇格したり、ここ10年から25年ほどの間にアンセルミ、ピエロパン、ジーニ、イナマなど、品質重視のソアーヴェを生み出す生産者が現れるなど(アンセルミはは99年からDOCソアーヴェの生産を廃止しIGTワインとして世に出している)、さまざまな部分において変革が行われているワインだと言えます。
色は綺麗な黄金色、香りに広がりはありませんが、ソアーヴェらしい溌剌とした酸があり、その酸に負けないだけのしっかりとした果実の甘みが存在します。両要素は融合するには至っていませんが、芯にある凝縮感が生み出す構造力に程よい説得力があり、そつのないポテンシャルを発揮してくれます。
ちなみに、このワインの1999年ヴィンテージが2001年度のガンベロ・ロッソで最高評価のトレ・ビッキエーリを獲得しています。
(2003/08)